| 14.鬱(うつ)・鬱状態〜嗜眠性の鬱タイプ〜 この項では、「嗜眠性の鬱」について御紹介します。他の項では「鬱(うつ)・鬱状態の全般」、タイプごとに「涙もろい鬱」「焦燥感、安の強い鬱」「ヒステリー性の鬱」「躁鬱(そううつ)」について補足しますので、そちらもご覧下さい。 このタイプの人は、人付き合いや外出が嫌いで、人が家に来ると迷惑そうにします。何をするにも億劫で、電話にも出ず、テレビのスイッチを入れたり、顔を洗うことでさえも困難に感じ、一日中ベットで過ごしたいのです。必要以上の睡眠は疲労感を引き起こし、さらに睡眠が増えて疲労感も強くなってゆきます。また鬱の特徴でもある、希望を失っていたり、寂しさを感じていたりもします。このような鬱状態は、誰にも起こる可能性がありますが、特に創造力に富んだ人が自分に批判的になりすぎた時、臆病な人が心を深く傷つけられた時、自己中心的で人を批判し横暴に振る舞っている人がエネルギーを失った時に起こりやすいです。 ただ、このような状態だからと言っても、筋痛性脳髄膜炎という病気の疑いもありますので、医師によく診察してもらうことが大切です。 |
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嗜眠性の鬱に用いられるエッセンシャルオイル グレープフルーツ・サイプレス・ローズマリー・ヘリクリスム・ペパーミント・クラリセージ・ユーカリシトリオドラ(レモンユーカリ)・ユーカリピペラータ(英名シドニーペパーミント) 嗜眠性の鬱に用いるブレンド ブレンド「軽い」: ユーカリシトリオドラ3・ローズマリー2・ベルガモット2・グレープフルーツ1 の割合で。 ブレンド「中位」: サイプレス1・ユーカリシトリオドラ1 の割合で。 ブレンド「深い」: ヘリクリスム3・ユーカリシトリオドラ2・クラリセージ1 の割合で。 ●アロマテラピーの方法● これらのエッセンシャルオイルを使ってマッサージしたり、室内の芳香浴・入浴・吸入するとよいでしょう。 1.芳香浴 空気中に香りを漂わせる方法を「芳香浴」と言います。精油は揮発性が高いので、どんな方法を用いてもその空間に香りが漂い「芳香浴」の状態になります。と言うより、そうならなければ「芳香=アロマ」「療法=テラピー」の意味になりません。基本的な方法として「アロマポット」(上部の容器にお湯を入れ、精油を数滴落として、下からロウソクで温め、蒸気とともに香りを発散させます)があります。これは火を使いますのでお子さまやペットがいるお家では、ロウソクを使わない電気で温めるタイプや細かい霧状に分散させるディフューザーを使うとよいでしょう。 2.入浴 リフレッシュしたい時は少し熱めのお湯で短時間入浴します。リラックスしたい時は少しぬるめのお湯でゆっくりと入浴します。精油の量は普通のバスタブで、3〜6滴。スパイス系のものは少なめに。精油は直接バスタブに落とし、よくかき混ぜてから入浴します。次の人が入る時には3滴を追加します。ひとつかみの自然塩に精油を混ぜると、さっぱりタイプの入浴剤になります。しっとりタイプは、1回分5mlの植物性のオイルやミルクに精油を混ぜます。専門店では、精油を水に混ぜ合わせる為の乳化剤なども扱っています。 注意:夜の入浴は大丈夫ですが、柑橘系の精油が肌に残ったまま日光にあたるとシミや炎症を起こすことがありますので注意して下さい。 3.マッサージ 精油を植物性オイルでうすめてマッサージオイルを作り、マッサージしたりスキンケアに利用します。あまりベトつかず、使用しやすい植物性オイルは、ホホバ油、スウィートアーモンド油です。他にも色々な特徴をもった植物性オイルがありますので、専門店で相談しながらの購入をおすすめします。 4.蒸気吸入 洗面台や洗面器、ボウルなどに熱湯を注ぎ、精油を1、2滴落とします。頭からバスタオルをかぶり、蒸気が逃げないようサウナのような状態にして、5分〜10分位ゆっくり深く蒸気を吸い込みます。この時目は必ず閉じて下さい。起きあがれない病人の場合は、枕元に洗面器、ボウルなどを置くだけでもよいです。アレルギー性鼻炎や喘息の人がはじめて行う時は、短時間からはじめて徐々に時間を延ばしながら行って下さい。 5.手浴・足浴 手首や足首の上まで浸る洗面器やバケツを用意します。熱めのお湯(入浴よりやや高めの温度)を洗面器やバケツに注ぎ、精油を1〜3滴落として手や足を15分位浸します。冬場は、すぐにお湯がぬるくなってしまいますので、熱湯を足しながら行います。精油の香りを楽しみながら、ゆったりとした気分で過ごしましょう。好きな音楽を流しながら行うのもよいですね。 6.簡単な方法 ティッシュ、ハンカチ、枕カバー、ポプリ、カーテン、ジュータンや熱湯を入れたコップに精油を数滴落として香らせるます。オフィスや外出先でも簡単にできます。 鬱の人に接する場合ですが、他人の愛情や思いやりが最大の贈り物です。鬱の人はそのことに感謝しつつも表現できないこともありますし、時として迷惑そうに見える時もあります。とにかく根気よく話を聞いてあげたり、優しく手に触れたり、マッサージすることは、その人を支え力づけます。鬱に人は体を触られることを嫌がる人もいますが、そんな時はこれらのエッセンシャルオイルの香りだけでも、役に立つでしょう。 参考文献 「フレングラント・マインド」 バレリー・アン・ウッド著 フレングランスジャーナル社 「アロマテラピーのための84の精油」 ワンダー・セラー著 フレグランスジャーナル社 |