| 18.疲労・消耗 「疲れていますか?」の問いに、「いいえ」と答える人よりも、「はい」と答える人の方が圧倒的に多いでしょう。元気の象徴のような子供でさえも、「疲れている」と答えるかもしれませんね。現在の日本人は、それほどまでにストレスや疲れを溜めやすい社会や生活環境に置かれています。 こんな時は、長期休暇でも取って、南の島のビーチでのんびりするのが一番ですが、そうもいかないところが、現実の厳しさですね。 もしあなたが「いつも疲れている」と感じているならば、まずは病院で生理的な原因がないかを調べるべきです。「疲れ」や「だるさ」として症状が現れる病気は沢山あります。 そうでない場合は、肉体的な疲労なのか、精神的な疲労なのか、その両方なのか、自分自身の環境やライフスタイルを見直しながら、状況を見きわめてみましょう。例えば、働きすぎ・暴飲暴食・不眠・職場環境(騒音・室温・空気汚染・電磁波・椅子や机の高さ・体勢)・人間関係など、挙げればキリがありませんが、改善できることは出来る限り改善して、心地よい環境に自分を置くことが大切です。 エッセンシャルオイルは、心地よい環境作りにも役立ちますし、心身の疲労回復に昔から用いられてきた伝統があります。下記では、「疲労・消耗」の中でも、いくつかの項目に分けて、使用するエッセンシャルオイルを御紹介します。自分自身を見つめ直し、当てはまる項目を参考にして下さい。 |
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消耗のためのエッセンシャルオイルとブレンド ローマンカモミール・サイプレス・ベルガモット・マージョラム・ローズマリー・ユーカリ・フランキンセンス・リッツァクベバ・ブラックペッパー・ジンジャー・レモン・パイン・グレープフルーツ パイン3・レモン2・フランキンセンス1の割合で。 ユーカリグロブルス3・ローズマリー2・グレープフルーツ1の割合で。 神経性の消耗のためのエッセンシャルオイルとブレンド ローズマリー・プチグレイン・ジュニパー・ネロリ・ラベンダー・ローマンカモミール・マージョラム・クラリセージ・オレンジ プチグレイン9・ネロリ5・シナモン1の割合で。 ラベンダー3・ジュニパー2・ローズマリー1の割合で。 ●アロマテラピーの方法● これらのエッセンシャルオイルを使ってマッサージしたり、室内の芳香浴・入浴・吸入するとよいでしょう。 1.芳香浴 空気中に香りを漂わせる方法を「芳香浴」と言います。精油は揮発性が高いので、どんな方法を用いてもその空間に香りが漂い「芳香浴」の状態になります。と言うより、そうならなければ「芳香=アロマ」「療法=テラピー」の意味になりません。基本的な方法として「アロマポット」(上部の容器にお湯を入れ、精油を数滴落として、下からロウソクで温め、蒸気とともに香りを発散させます)があります。これは火を使いますのでお子さまやペットがいるお家では、ロウソクを使わない電気で温めるタイプや細かい霧状に分散させるディフューザーを使うとよいでしょう。 2.入浴 リフレッシュしたい時は少し熱めのお湯で短時間入浴します。リラックスしたい時は少しぬるめのお湯でゆっくりと入浴します。精油の量は普通のバスタブで、3〜6滴。スパイス系のものは少なめに。精油は直接バスタブに落とし、よくかき混ぜてから入浴します。次の人が入る時には3滴を追加します。ひとつかみの自然塩に精油を混ぜると、さっぱりタイプの入浴剤になります。しっとりタイプは、1回分5mlの植物性のオイルやミルクに精油を混ぜます。専門店では、精油を水に混ぜ合わせる為の乳化剤なども扱っています。 注意:夜の入浴は大丈夫ですが、柑橘系の精油が肌に残ったまま日光にあたるとシミや炎症を起こすことがありますので注意して下さい。 3.マッサージ 精油を植物性オイルでうすめてマッサージオイルを作り、マッサージしたりスキンケアに利用します。あまりベトつかず、使用しやすい植物性オイルは、ホホバ油、スウィートアーモンド油です。他にも色々な特徴をもった植物性オイルがありますので、専門店で相談しながらの購入をおすすめします。 4.蒸気吸入 洗面台や洗面器、ボウルなどに熱湯を注ぎ、精油を1、2滴落とします。頭からバスタオルをかぶり、蒸気が逃げないようサウナのような状態にして、5分〜10分位ゆっくり深く蒸気を吸い込みます。この時目は必ず閉じて下さい。起きあがれない病人の場合は、枕元に洗面器、ボウルなどを置くだけでもよいです。アレルギー性鼻炎や喘息の人がはじめて行う時は、短時間からはじめて徐々に時間を延ばしながら行って下さい。 5.手浴・足浴 手首や足首の上まで浸る洗面器やバケツを用意します。熱めのお湯(入浴よりやや高めの温度)を洗面器やバケツに注ぎ、精油を1〜3滴落として手や足を15分位浸します。冬場は、すぐにお湯がぬるくなってしまいますので、熱湯を足しながら行います。精油の香りを楽しみながら、ゆったりとした気分で過ごしましょう。好きな音楽を流しながら行うのもよいですね。 6.簡単な方法 ティッシュ、ハンカチ、枕カバー、ポプリ、カーテン、ジュータンや熱湯を入れたコップに精油を数滴落として香らせるます。オフィスや外出先でも簡単にできます。 鬱の人に接する場合ですが、他人の愛情や思いやりが最大の贈り物です。鬱の人はそのことに感謝しつつも表現できないこともありますし、時として迷惑そうに見える時もあります。とにかく根気よく話を聞いてあげたり、優しく手に触れたり、マッサージすることは、その人を支え力づけます。鬱に人は体を触られることを嫌がる人もいますが、そんな時はこれらのエッセンシャルオイルの香りだけでも、役に立つでしょう。 参考文献 「フレングラント・マインド」 バレリー・アン・ウッド著 フレングランスジャーナル社 「アロマテラピーのための84の精油」 ワンダー・セラー著 フレグランスジャーナル社 |