
エジプト人は、フレッシュで甘くスパイシーな「コリアンダー」を幸福をもたらすスパイスと考えて、薬用として、また料理や香料にも愛用してきました。ローマ帝国では商人達によって幅広く取引され、他国の征服にでかけたケントゥリオ(百人隊長)達も、このハーブの種を携行してパンの風味付けに使っていました。その後、中国に伝わり、消化薬として用いられるようになりました。 コリアンダーの抽出液には、胃腸のトラブルをおさえる薬効があり、浸出液は洗眼に使われます。香料にすると、個性的なものが多いオリエンタルな香りの中でも存在感を発揮し、お香の重要な成分として用いられています。 パリのカルメル会修道女が17世紀に作った化粧水の成分として使用されたこともありました。