加齢とともに上手に付き合いたいサプリメント

海外では、手に入れやすいが国内ではまだまだ見かけないサプリメントも沢山あります。そんなサプリメントもインターネットの普及で簡単に手に入れることが出来るようになりました。「これを飲んでいるから大丈夫!」と安心したり「これが絶対になければ.....」などと依存することは避けたい摂取方法ですが、(実際の年齢より10歳ぐらいは若いと考えている人が増えているのも事実)生活の質を向上させるために上手に取り入れてみたら如何でしょうか?

カルニチン
カルニチンはアミノ酸の一種ですが、タンパク質を構成するアミノ酸ではありません。その生体における役割は、脂肪が燃焼してエネルギーとなる際に、脂肪酸を細胞内のミトコンドリア(細胞の発電所)へ運搬することです。健康な人では栄養的に不足することはありませんが、ある種の筋萎縮症の患者では欠乏して、そのため脂肪が異常に蓄積します。生体内では、L-型が活性を示し、D-型は逆活性を示します。したがって、DL-型は半分の効力しかありません。

カルニチンの生体における役割として、最近注目されているのは脳における神経活性化作用です。脳神経活動は、神経繊維の末端におけるシナプス(脳内の神経細胞を繋ぎ合わせている部分)から放出されるアセチルコリン(神経伝達物質の1つ。)の結合による神経ネットワークで構成されています。カルニチンはアセチルコリンの量を増やしたり、シナプスの数を正常に保つための神経栄養因子として働くとされています(東京都老人総合研究所)。

アメリカではサプリメントとして、脂肪代謝や筋力の向上などに使用されています。その使用量は、L-型として500mg/日です。
カルニチンはほとんどの動物組織に存在し、特に筋肉に多く、牛肉や羊肉に多く含まれています。
年をとると、体内のカルニチンの量は減ってきますので、中高年になったら、体外から補給することはボケや痴呆の予防につながります。肉類などの食物から摂るのは量的に制限がありますので、サプリメントとして摂ることを勧めます。


ルテイン
ルテインはカロテノイド系色素の一種で、植物のクロロフィルに含まれており、それ辞退の吸収した太陽光のエネルギーをクロロフィルに伝える役割の他、光による酸化・破壊から保護する機能もあります。
ルテインは黄橙色を呈し、ほうれん草、卵黄、かぼちゃ、とうもろこしなどに豊富に含まれています。ルテインはキサントフィルの別名で、食品着色料としても用いられています。ただし、日本の指定食品添加物リストにはありません。米国では、パソコンなどを使う人の目の疲労や老化防止に、サプリメントとして1日25mgが用いられています。

CoQ10
CoQ10とは、もともとユビキノンという物質で、体内のあらゆる細胞内でエネルギーを作り出すために必要な補酵素Q10のことです。したがって、CoQ10が不足するとエネルギーが十分に作れなくなるために、身体の活力が衰えて疲れやすくなります。

CoQ10は体内のすべての組織や臓器にふくまれていますが、心臓にはとくに多いとされています。しかし、中高年になるとその量は急速に定価すると言われています。CoQ10には、もう一つの働きとして抗酸化作用があります。老化やがんの発生と関係が深い活性酸素の除去効果です。特に抗酸化性ビタミンEやカロテンなどと一緒に摂るとさらに効果的とされています。これらのビタミン類は、その必要量を食物から摂ることができます。

CoQ10の一日の摂取量は、30〜60mgが望ましいとされていますが、これだけの量を魚や肉から摂る事は難しいので、サプリメントとして摂るのが良いでしょう。


MSM
MSMとは、メチル・サルフォニル・メタンの略で、古くから米国で研究されていた関節炎の痛みや炎症を和らげる効果のある物質です。人体の骨は、大部分硬骨からできあがっていますが、関節の分部には弾力のある軟骨があって、硬骨と硬骨が直接触れないようになっています。年をとると、軟骨が老化して磨り減って、骨同士がぶつかって激しい痛みを感じるようになります。そこで、軟骨の主成分であるコンドロイチン硫酸(サメの軟骨などから作られる)グルコミン(カニの殻のキチン質からつくられる)を補給して軟骨の再生を促します。MSMには、これらの軟骨の栄養分を吸収しやすくするため、細胞の透過性を高める作用があるとされています。

米国では、MSMは関節炎の治療にも用いられていますが、コンドロイチン、グルコサミン、MSM のトリプルサプリメントとして定着しています。最近、日本でも、保健機能食品として認可されました。
MSMは、牛乳、コーヒー、茶、野菜、果物にわずかながら含まれていますが、量的にはやはりサプリメントとして摂るのが一番です。

(注)何か、諸症状を感じている方は、かかりつけの医師にご相談下さい。




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