肥満とは?

メタボリックシンドローム

「メタボリックシンドローム」「生活習慣病」などと呼ばれる症状の発症基礎として切っても切れない重大なカラダの状態で、身体の中のエネルギーが過剰になっている状態です。日本に於いては、欧米人のような高度の肥満者を見かけることはあまりありません。しかし肥満が糖質や脂肪の代謝異常を引き起こす原因となっている以上、軽度でも注意が必要です。ほとんどの場合、過食と運動不足による単純性肥満ですから、日常生活を運動と食事の面から見直すことで改善されます。

肥満の判定法は?

1.標準体重法
身長ごとに標準体重を決めて、過剰な体重の標準体重に対する割合で肥満度を表す方法
2.皮下脂肪厚(皮脂厚)法
皮下脂肪の厚さから、身体全体の脂肪を推定する方法。
3.体格指数法
統計的に見て最も長命でいられるのはどの指数がベストかという考えの基に発展してきた身長と体重を色々組み合わせた指数。

肥満と体重指数(body mass index:BMI)

肥満を表す指数として一番多く使われているのがBMI(body mass index)です。(1997年WHOが国際肥満対策運動を開始するにあたり判定基準を国際的統一を提案。イギリスのJohn Garrow教授のBMIによる肥満判定方法が採用されました。)
求め方は、BMI=体重(kg)÷身長(m)2(生活習慣病の罹患率が最も少ないのは、BMI値が22の時。

BMI値と肥満基準

BMI値 日本肥満学会基準 WHO基準
<18.5 低体重 Underweight
18.5≦25 普通体重 Normal range
25≦30 肥満(1度) Preobese
30≦35 肥満(2度) Obese classI
36≦39 肥満(3度) Obese classII
40≦ 肥満(4度) Obese classIII

日本肥満学会基準とWHO基準の肥満(1度)のBMI値の差は?

BMI30以上を肥満とすると日本人ではだいたい男女共3%ぐらいの人しか対象になりません。日本肥満学会が肥満を4段階に分けたのは、日本人においてBMI25以上になると高血圧・高脂血症・糖尿病などが普通体重に比べて罹患の危険率が約2倍になるいう調査結果によるものです。

厚生労働省の「国民栄養調査」によるとBMIが25以上の肥満者の割合が男性の場合、1979年以降、20年の間年齢に関係なく増えてきています。女性も閉経を迎える50才以降に肥満者の割合が増えてくることに変わりはありません。原因の一つに運動習慣が定着していないことや食生活のあり方などが考えられます。そして、肥満者の数の増加と生活習慣病の罹患率の上昇は良く似ていると言われているので高齢化社会に向けて気をつけたい重要項目の一つです。

皮下脂肪型肥満(Subcutaneous fat)と内臓脂肪型肥満(Visceral fat)

一般に、女性に多いのが「皮下脂肪型肥満」で男性に多いのが「内臓脂肪型肥満」と言われています。又、体型としては「皮下脂肪型肥満」はナシ型(下腹部の腰回りに脂肪がついている)で「内臓脂肪型肥満」はリンゴ型(ウエスト周辺の腹部に脂肪がついている)という特徴があります。そして、内臓脂肪組織は皮下脂肪組織より脂質の代謝が活発なのでインスリン抵抗性やそれに伴う高インスリン血症になりやすいことがわかってきました。しかし、このことは、反対に食事や運動を適切に行えば皮下脂肪型の肥満よりも効果が早く期待出来ると言うことです。

体脂肪率判定の目安 (%)

性別 標準範囲 肥満傾向 肥満
男性(30歳未満) 14~20 21~29 30以上
男性(30歳以上) 17~23 24~29 30以上
女性(30歳未満) 17~24 25~34 35以上
女性(30歳以上) 20~27 27~34 35以上

気をつけたい体重と体脂肪と肥満の関係!

体脂肪とは、カラダに蓄積している脂肪のことです。体脂肪は、体重に対してどのくらいの割合で体内に溜まっているかを体脂肪率で見ることができます。この測定は、水分の摂取と関係が深いので日常比較するためには、水を飲んだ後2時間ぐらい時間をおいて計るとか、寝る前、朝食前など同じ条件になるようにするのがベストです。

決して体重が重いからと言って=体脂肪が多く肥満であるとは言えません。それは、筋肉が多くて体脂肪が少ない場合、体重は重くなるからです。これは、体脂肪より筋肉の方が重いから。反対に、体重は少ないのに体脂肪が多くなることもあります。たとえば、痩せていてもほとんど筋肉がなく体脂肪が多く付いている場合です。見た目で判断するのではなく、きちんと体脂肪測定器で自分の体脂肪率はチェックすることが重要です。日本人の若い女性では痩せすぎと考えられる場合もあります。

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