Boundaries 境界


 我が家の庭には、広がりまくる傾向のある植物(例えば、ミントやキク)が多く、その上砂地。必然的に、何らかの境界を設けないといけないということに。とりあえずこの庭に残された物を有効利用しつつ、いかにお金をかけずに作るかを考えました。

 手始めに、大きめの石を使い、花壇を囲んでみました。しかし、特別な庭石でもないこれらは、見た目がいまいち良くない。おまけに植物はこの程度の石はもろともせず、下からはいだし、上から覆い尽くす始末。溜息もんでした。

 ここに救世主登場。知人のおじさんが大工さんで、家を建てるときにでる柱の端材が、山のようにあるというのです。おまけに、わざわざお金を払って処分してもらっていると言うではありませんか。これは渡りに船。さっそく知人にお願いして、それを頂くことにしました。いただいた端材の木は、防虫・防腐用にクレオソートを塗ります。他の防虫防蟻用剤でもOK。乾燥させてから並べていきます。ちょうどいい具合に、木の長さもまちまち。もともと柱の太さなので、境界線としても充分な幅があって、花壇と道の境をうまく分けてくれます。しかし、全部が同じトーンになるのを避けるため、石やレンガといった在庫品も使用。ここで注意したのは、植わっている植物より境界線の方が目を引いてしまうことがないよう、自然に溶け込むように気を配ったのが、うち流でしょうか。

 もちろん、全てのセクションがはっきりと境界で区切られている必要はありません。大きな木のまわりは、そのままでもいいし、根本に成長が遅めの緑を植えて囲ってあげたりするのも一つの方法です。常時強い風が吹く我が家の庭で、境界線は飛ばされた砂が、花壇に進入して土と混らないための防砂堤役。見た目と実用を考えてから、素材選びしましょう。「あっ!これおしゃれ〜」なんて衝動買いすると、廃材の山になりますのでご注意を!