ハーブのやさしい使い方。ハーブ健康情報。
ポプリ・百花香


●ポプリで自分の空間
ポプリ
ポプリは、香りの強い花や葉を芳香性のスパイスや、保留剤などと調合して作ります。その作り方によって、ドライとモイストに分けられます。塩、ニオイイリスの根、ニオイスミレの根、安息香などを使いますが、香りを長持ちさせるのに必要である保留剤として、香りが弱い場合にはベルガモット油、イランイラン精油、ラベンダー油、ゼラニュウム油などの天然香料を少量添加することもあります。
ポプリの材料としては香りが強い時期に収穫し、一般には乾燥してから調合してポプリにするドライポプリと、生乾きのまま食塩、ニオイイリスなどと混ぜて腐敗を防いでポプリにするモイストポプリが親しまれています。ポプリは合成の室内芳香剤と異なり、天然の香りを楽しめ、日の経過とともに香りが変化するので、生活のアクセントになるのではないでしょうか。

植物名(科名) 利用部位
ラベンダー(シソ科) 花・蕾
ローズマリー(シソ科) 全草
ペパーミント(シソ科) 全草
セージ(シソ科) 全草
タイム(シソ科) 全草
アニス(セリ科) 果実
パセリ(セリ科) 全草
コリアンダー(セリ科) 果実
バラ(バラ科) 花・蕾
シナガワハギ(マメ科) 全草
クルマバソウ(クルマバソウ科) 全草
クマツヅラ(クマツヅラ科) 全草
キンセンカ(キク科)
カーネーション(ナデシコ科)
ニオイイリス(アヤメ科) 根茎、根
ニオイスミレ(スミレ科) 根茎、根


●ポプリの楽しみ方
ポプリは自分で工夫し、自分好みの香りを作り出すことができる。普通、ポプリは蓋のない小丼程度の大きさの容器に入れ、香りを発散させるが、袋に入れて、サシェと呼ばれる匂い袋を作り戸棚や洋服タンスの中に吊しておくこともできる。袋にはレースやリボン、ビーズで飾りつけて楽しむことができる。
広口ガラス容器の場合は、ハーブやスパイスの半乾燥品を食塩と混ぜ合わせることで、保存性を高められる。このようなモイストポプリを作るときは、ハーブを瓶に入れ、食塩を加えてから蓋をして冷暗所に数日置いてから、全体をていねいにまぜる。これに、保留剤、オイルを入れてから2〜6週間熟成して、蓋を開ける。

●ポプリに使うスパイス
丁字、月桂樹、オールスパイス、桂皮、ニクズク、バニラビーンズ、ナツメグ、柑橘類の果皮

バラのモイストポプリの実例
バラの花(生乾き)1カップ 食塩(岩塩)2カップ オールスパイス(粗砕き)小匙1
月桂樹(細砕き)2〜3枚 丁字(粗砕き)小匙1 黒砂糖 大匙1
安息香(砕いた)小匙1 ニオイイリス(根)小匙1 ローズオイル1〜2滴
  
広口びんに食塩を1〜2cm敷き、バラの花弁、月桂樹をのせる。この上に食塩を振り入れて、蓋をして冷暗所に3日間置いてから、全体をていねいに混ぜ、これにオールスパイス、グローブ、黒砂糖、安息香、ニオイイリス、ローズオイルを入れて混ぜて約1カ月間保存する。