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香りが、人の精神状態と密接な関係があることは、医学的にも証明されています。一般的に、心地よい香りは気持ちをリラックスさせ、きつい香りは、気分を高ぶらせて、作業効率を上げるのに役だっているようです。
心の状態のあり方が、体の調子に密接な関係があることから、香りを使ってリラクゼーションを求める人が多くなってきました。毎日の暮らしの中で、環境の香りに対しても工夫が施されています。

自然の成分が発するハーブの香りには、心を癒してくれる効果のあるものが沢山あります。昔から、寝付きの悪い時には、ハーブの香りを使って心地よい眠りに導いていました。特に、ヨーロッパで医薬品として使われたものにカノコソウの根があります。

ハーブを使って眠りを誘う方法としては、(1)睡眠前のハーブティーとして、(2)入浴時のアロマバスとして、(3)芳香浴、(4)入浴後のオイルマサージなどがあります。この他に、心を鎮めてくれるハーブをいれた枕などは効果的です。

(1)ハーブティー

眠りの浅い人はボダイジュ、冷え症による不眠は体が暖まるカミツレ、心を静めるローズマリーラベンダーレモンバームがむいています。
この他にバーベイン、ホップ、バジルベルガモット、セイヨウニワトコ、タイム、バーベイン、ウイキョウデイル(種子)などがあります。

睡眠前のハーブティー

  • カミツレ(乾燥花) 1g
  • デイル(砕いた種子) 1g
  • 熱い牛乳200ml

熱い牛乳にハーブを入れ3~5分おいてから、茶こしで濾してから就寝30分前に飲む。

(2)アロマバス

風呂にぬるま湯を入れ、ハーブの精油を2~3滴たらし、お湯の表面をたたいて、表面に油膜を広げてから入浴します。
イライラして抑うつ感があるときは、クラリセージカミツレラベンダーの精油を、リフレッシュ感を味わいたいときは、クラリセージローマカミツレベルガモットバジルゼラニュームの精油を使いましょう。

(3)芳香浴

就寝前好みの精油をティーカップの熱湯に2、3滴たらし、香りを寝室に漂わせます。
精油は、ラベンダーオレンジベルガモット、バルサム系などが一般的ですが、暑苦しい季節は、ペパーミントユーカリなどが効果的です。

(4)オイルマッサージ

良質の植物性オイルに、肌に刺激の少ない精油を1~1.5%の濃度になるように加えて、マッサージオイルを作ります。入浴後、汗が完全に引いたらオイルをぬりながら、マッサージします。
全身をていねいにマッサージすると、適度な疲労感でよく寝ることができます。
部分マッサージは足の裏、ふくらはぎ、背中、肩、腕、首筋、手の指が効果的です。よく使われる精油はラベンダーペパーミントローマカミツレローズマリーなどです。

(5)ハーブピロー

枕もとからハーブの香りがして、ストレスや疲れを癒し、心地よい眠りを誘います。頭痛用のピローにはレモンバームラベンダーカミツレ、レモングラス、タイムセージが効果的です。

[ピローの作り方]

  • 木綿 30×30cm
  • リボンャーン 150cm
  • テトロン綿 少々
  • フランス刺繍針(No.3~6) 1本

1.布を中表にして二つ折りにし、ポプリ詰め分を残して縫います。
(ポプリ)

  • バラ(花弁)1カップ、カミツレ(大匙4杯)、セージ(大匙4杯)、
    サンダルウッド(大匙4杯)
2.表を返し、綿にくるんだポプリを入れ、口を閉じる。
3.リボンャーンで縁をかがります。

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