覚えておくと便利な和食器の基礎知識
覚えておくと便利な
和食器の基礎知識








 種類も豊富な食材がうれしい季
節になりました。美味しい料理を
より美味しく見せるのは、器のな
せる技。出来上がった料理をイメージしながらの
食器選びは楽しいものです。
 より美味しい季節を過ごすために、「和食器」
がテーマです。

 和食器は大きく「陶器」と「磁器」に分かれま
す。陶器は粘土を素材として表面にガラス質のゆ
う薬をかけて焼き上げる厚手でずっしりと重みを
感じるタイプの和食器。その風合いから「土も
の」と呼ばれることもある素朴であたたかい雰囲
気のものです。
 一方、薄手で軽く透明なゆう薬のかかったタイ
プの和食器が磁器。こちらの材料は石で、素地が
白いので染め付けや色絵によく映えます。別名
「石もの」とも呼ばれ、もともとは10世紀に中国
で出来たもの。日本で最初にお目見えしたのが17
世紀初頭、佐賀県の有田焼だったと言われていま
す。
 洋食器と違って形態がさまざまで、料理の種類
によって微妙に違った形の食器を選べるのも和食
器の楽しみのひとつです。皿物、鉢物、片口
等々、それぞれの料理に合ったコーディネートが
基本ですが、定型の組み合わせにこだわらずに大
ぶりの片口に煮物を入れたり、鉢物に果物を入れ
たり等の意外な組み合わせもより料理を楽しく見
せてくれます。それだけでなく、和食器を花瓶や
ワインのデカンタの変わりに使うのもまた一考。
いつもとひと味違ったテーブルコーディネートに
あなたのセンスを感じさせるでしょう。



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