リネンのセレクトに大切な素材を熟知して、
自分に合ったリネンを見つけましょう



リネンを選ぶ際にもっとも大切なのは、その素材です。大きく分けると、綿、麻、絹の3種の素材がありますが、綿の中にも麻混、ポリエステル混、エジプト綿やトルファン綿等の特殊綿があり、麻にもリネン100 %とラミー100 %のものがあります。それぞれの素材によって肌触りや手入れ法が異なるので、用途に応じて、使い分けるようにしましょう。
各素材の特徴を説明します。

綿100 %麻混・綿
吸水性にすぐれ、丈夫でリネンのケアに大切な洗濯もひんぱんにOK。さっぱりとした感触が得られるのもコットンのリネンに向いています。価格的にも手頃なので普段使いのリネンとしてはイチオシの素材。綿のさっぱりとした感触に天然素材の麻の涼しげな風合いが加わって、夏のリネンには最適です。耐久性もあり、縮みも少ないので、度重なる洗濯にもたえられるのも魅力のひとつ。洗濯の際は、薄くノリつけをし、半渇きの状態でアイロンをかけるのが基本です。麻が含まれている分、変色に注意しましょう。
ポリエステル混・綿エジプト綿等の特殊綿
綿100 %素材よりも柔らかい風合いが魅力ですが、吸水性に劣るのが難点です。購入する際に、ポリエステルの混合率20〜30%程度のものを選べば、問題はないでしょう。洗濯の乾きも早く、ノーアイロンでもシワになりにくい点を考えると忙しい人向け。縮みの心配もありません。綿の中でもエジプト綿や超長綿、トルファン綿等の特殊綿は風合い面では、最高クラス。シルクのような光沢を持ちながら洗濯機で洗濯でき(ただし、流水洗い)、シルクよりもやや値段が安めなのが魅力です。脱水機、乾燥機の使用は厳禁。
リネン(亜麻)ラミー(麻)
しなやかで肌に自然に馴染む風合いは涼し気。耐久性には優れますが、洗濯機は避け、押し洗いが基本です。薄くノリづけをして洗濯した後、半乾きの状態でアイロンをかけるようにしましょう。 天然繊維の中では、もっともシャリッとした風合いが楽しめるラミーは、シルクのような光沢が魅力です。耐久性にもたいへん優れているので、ひんぱんに洗濯をしても大丈夫。ただし、摩擦による毛羽立ちの恐れがあるため、流水洗いを。半乾きの状態で、アイロンをかけましょう。
シルク 
美しい光沢と肌に馴染む柔らかな風合いはもちろん、吸水性にもすぐれ、保温性にも富む憧れの素材。自宅での洗濯は厳禁なので、必ずドライクリーニングを。自宅でアイロンをかける場合は、半乾きの状態のものに中温で。プライス的にも効果なので、取って置きの1枚にしてはいかが?  


さて、リネンの素材ではもっともポピュラーな綿ですが、素材とともに注目したいのが織り。織り方で、肌触りはかなり変わってきます。代表的な織り方について説明します。

ジャガード楊柳
エジプト産の超長綿を使用しているため、シルクに近い光沢が楽しめるのが魅力。風合いもなめらかです。細かい畝がランダムに入った織り。表面に凹凸があるので、吸水性に富み、夏にはおすすめ。麻に似た風合いが特徴です。
ヘリンボーンガーゼドビー織り
洋服のデザインでも馴染みのある織り。しなやかなコシと地厚感が、しっかりしたリネン好みの人に人気です。布地が二重になったタイプ。汗を吸い取った上部の綿が、下部の綿に放湿するため、つねにサラッとした風合いを保てるのが魅力です。汗の量が増える夏にピッタリの織りです。
平織りパイル
タテ糸がしっかりしているため、何度もの洗濯にもたえられる丈夫な素材。型崩れせず、乾きが早いが、ざらついた肌触りがリネンには不向き。雰囲気を好む人向き。表面にパイルを編み出したタオル地の織り。吸水性にはすぐれているが、やや厚めの感があります。
ワッフルドビー織り
立体感のある織りは、凹凸がはっきり出ているため、吸水性に優れています。夏は涼しく、冬は温かいオールシーン用。平織り、綾織りを軸に凹凸を出した織りですが、ワッフル地ほどの凹凸感はありません。吸水性に優れるのが長所。

 以上、素材と織りについて説明をしてきました。それぞれの素材や織りに長所、短所の特徴があります。リネンを複数用意するこれからの季節。それぞれのシーンにあわせて、素材や織りをセレクトしてみましょう。