1998年2月の出来事
  • 長野オリンピック開幕
  • 郵便番号が7桁化
クリントン大統領

陣頭指揮はヒラリー夫人

雪は時々ちらつくものの、積もることもなく、例年とは比べものにならないくらい暖かく過ごしやすいニューヨークの冬です。
さて、日本でもすでにいろいろと報道されているはずですのでご存じでしょうが、今全米で熱く盛り上がっているのが、クリントン大統領のセクシャル・スキャンダル。テレビはもちろん、マスコミ各誌が凄まじい報道合戦を連日繰り広げています。

クリントンは今までにも何度かセクシャルなものも含めたスキャンダルに見舞われていますが、運良くというか、できた女房ヒラリーのバックアップもあって、何とか切り抜けてきました。でも今回という今回は、なかなか厳しいようです。
人々は寄るとさわると、まずあいさつ代わりにこの話題。「大統領といえども人間なんだからラブ・アフェアがあってもいいじゃないか」「でも相手がインターンというのは何とも・・」「セクシャルな関係があったかなかったかは問題じゃない。それを偽証するように強要したのが許せない」「大統領はウソをついてはならない」などなど、まぁかしましいことといったらありません。

この一件が、果たしてクリントン失脚に結びつくのか、はたまた過去の例のように証拠不充分でウヤムヤに葬り去られるのかは、もう少し時間を要するようですが、さて皆さんのご感想は如何に・・。
それにしてもアメリカの歴代の大統領は、ケネディをはじめどうしてこうもセクシャル・スキャンダルがついてまわるのでしょうか。反対の政治勢力が、裏で糸を引き、あることないこと情報を流して報道をあおっているとも伝えられますが、本当のところは一体どうなんでしょうかね。

国民全体がこんなにも真剣に(ある部分では面白半分に)、この一件を議論しあうのは、やはり自分たちが自らの手で選出した大統領だという意識が強いからなのだと思います。
この辺が日本の首相選出の感覚と大きく異なるところです。
今回も、スキャンダル対策プロジェクトの陣頭指揮はヒラリー夫人が取り、大勢のホワイトハウス・スタッフにハッパをかけているようですが、さてさて、今回は吉と出るか、凶と出るか、当分目が離せません。

98/2/1
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