孤独の最大のクスリは、一人で過ごさないこと。

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カップル

いつもいつも、友人に囲まれ、賑やかに軽い食事をしながら、ワインやビールを飲み、たわいのないお喋りが、楽しかった20代~30代。それぞれ仕事や子育てに忙しい40代~50代。あっという間に時が過ぎ、60代に。
それなりに様々な家庭の事情はあれど、もう一度、敢えて時間を作り、会う努力をすることが、自分の健康に必要なのかもしれませんね!

会った瞬間から、あっという間に、タイムスリップ。話に花が咲き、時間がいくらあっても語り尽くせないのは、共有している時間が長かったから、それとも他愛のない内容でも笑える事が多いからでしょうか。

普通は、「長生きをするために必要なことは何だろう?」と尋ねると、「エクササイズをする。オメガ-3系を摂取する。定期的に医師にかかる」など、ありきたりの答えが返ってくるだろう。

米国のブリンガムヤング大学(Brigham Young University)心理学Julianne Holt-Lunstad准教授のグループは、孤独・社会的孤立・一人暮らしのデーターを含む、延べ300万人以上の参加者による多様な健康調査を分析発表した。
(Brigham Young University News 11 March 2015)

結果は、「孤独と社会的孤立が、肥満と同じくらい長生きをすることに関して脅威を与えている」「とても深刻な問題であり、社会的な人間関係を続ける取り組みを考え始めることがとても大切で必要である」と研究発表した。

孤独と社会的孤立は違うように見える。例えば、ある人は、多くの人に囲まれているのに、一人ぼっちでいるように感じるかもしれない(=孤独)。他の人は、一人でいることが好きで、孤立しているかもしれない(=社会的孤立)。長寿に関して言えば、どちらも結果は、同じである。

若い人達にとって、孤独と死亡リスクとの関係は、実際、高齢者より大きな影響力がある。高齢者は、孤独で高い死亡リスクに直面している傾向があるけれど、65歳以下の若者の間での、孤独や社会的孤立は、早すぎる死をむかえると予知している。

「一人暮らしの人達は、過去にない高水準を記録している。将来、孤独の大流行の可能性すら示唆している」と、共同執筆者のTim Smith博士は、付け加えている。

「孤立化状態の緩和の助けになる1つに、インターネットの普及があり、今では、遠距離の人達とも付き合うことができる。しかしながら、オンライン経験の浅い人は、文脈の意味を読み違える事もある。有益な手段なのだが」と、同大学の「過度のテキストメッセージは、カップルの関係を壊す!?」を研究したしたLori Cluff Schade博士は、述べている。(訳:tori3tori3)

確かに便利なネット。時々、味気なさを感じることも。
人と会話をしなくても、どんどん仕事は進んで行き、結果もでます。
瞬時に送れるメールより、遠方の友人や家族ほど、電話で声を聞き、話をして、体調や細かな気持ちの変化に気付くこと、「若ければ良いというものでもなく、お金では、買えないもの」は、とても貴重なことだと思います。

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