| 食エッセンス 21.サプリメント(ビタミン・ミネラル)の過剰摂取にご用心! かゆいところにまで手が届くような、懇切丁寧で身体の不調なところを敢えて指摘してくれる、もしくは予防しなければならないかのごとく、微妙に消費者の心理をとらえて離さないサプリメントの広告を様々なところで見かけます。人よりも少しでも美しく、健康で若々しく、いつまでも活動的に過ごしたいと考えているのはどの人たちも同じです。それ故、美容系サプリメント(お肌の改善やアンチエイジングに効きそうなモノ等)や健康系サプリメント(ダイエットや身体のトラブルの改善を期待させるモノ等)が人々の心をくすぐり、常に何か新しい次のモノを買わなければならない気にさせてしまいます。 確かに、健康であれば、通常人の体内で合成できる栄養成分[遊離アミノ酸など]と、食物から摂取しなければならない必須の栄養成分[ビタミン・ミネラル・必須アミノ酸など]があります。しかし、沢山とれば取るほど効果が期待できるというものではありません。かえって取りすぎによる弊害の心配の方が大きい場合も多くあります。身体に対して効果的に取る大切な事は、個々の健康状態や栄養状態(食事での摂取量)をきちんと把握した上で、日々の適量を効果的(朝・昼・夜の食事と一緒に。食後になど)に摂取することだといえると思います。 サプリメント(ハーブサプリメントを含む)は食品であって、決して薬ではありません。このことをきちんと認識するのがとても重要です。そこで、必要な栄養素をどのくらい一日に取っているのか正確な数字を確認してみては如何でしょうか?もしかしたら、「闇雲に勧められるままに」、「良さそうだから」、「関節にはこれ!?体力の維持にはこの一本!?」など、いつの間にか、それぞれのサプリメントが含んでいる栄養成分が重複して、気がつかないうちに一日の必要摂取量をオーバーしている栄養素がありませんか? ビタミン・ミネラルの過剰摂取 ビタミンは、体内で合成することが出来ないか、もしくは合成されても必要量不足により体外から摂取することが必要な微量の有機化合物で、体に必須の栄養素です。 ミネラルは、体内で合成出来ないので体外から摂取しなければならない無機質です。 それぞれ、一日の摂取基準(年齢・性別)や過剰摂取の予防のため上限摂取量が決められています。 [参考]日本人の食事摂取基準(厚生労働省) ■ビタミンには水溶性と脂溶性があり、その働きは大きく2つに別けられます。 水溶性ビタミン(多くは各種代謝の補酵素として)
●ビタミンの過剰摂取
■ミネラルの働きは、生体組織の構成成分として、又生体機能の調節に大きく関わっています。 生体組織の構成成分 骨・歯などの硬い組織形成:カルシウム・リン・マグネシウム他 タンパク質・脂質の成分:リン脂質のリン・ヘモグロビンの鉄・含硫アミノ酸のイオウ他 生体機能の調節 生体機能の調節(pH・浸透圧の調整、筋肉・神経等への刺激など):カルシウム・リン・ナトリウム・カリウム・塩素他 酵素の構成成分・賦活剤:マグネシウム・マンガン・銅・亜鉛・セレン・鉄他 生理活性物質の構成 :鉄・ヨウ素・亜鉛・モリブデン他 ※体内に3〜5%存在しているミネラルは約20種類。多量元素から微量元素と呼ばれる極少量のものまであります。 多量元素(カルシウム・リン・カリウム・ナトリウム・塩素・マグネシウム) 微量元素(鉄・亜鉛・銅・ヨウ素・マンガン・セレン・クロム・コバルト・モリブデン・フッ素など) ●ミネラルの過剰摂取
・サプリメントアドバイザー必携(薬事日報社)-日本サプリメントアドバイザー認定機構編集- ・科学的根拠に基づくサプリメント」の基礎知識(薬事日報社)-監修:橋詰直孝/編集:堀美智子 ・食事指導のABC(日本医師会)-監修:五島雄一郎/編集:中村丁次 |