医食同源アラカルト

茶(お茶・茶葉)
- 一服でリラックス-

●中国が原産
 飲料として日常使っているお茶もまた漢方薬のひとつです。
 ツバキ科の常緑樹、お茶の木は、日本の九州地方原産という説もあり、実際佐
賀県嬉野には天然記念物に指定されている「嬉野の大チャノキ」があったり、池
袋の「おいしい本物を食べる会のまほろ市場」では、九州のお茶どころ嬉野で完
全無農薬のお茶をつくっている大田さんからお茶を仕入れています。
 けれど、「茶」という呼び方が中国語の「チャー」からきていて、日本語オリ
ジナルトと思われるコトバのないことからも、や 茶
はりお茶の原産は中国と考えられています。中国
ではかなり昔から嗜好品や薬として使われていた
ようにです。日本には留学僧の最澄がお茶の種子
をもたらしさとされていますが、やはり有名なの
は鎌倉時代の栄西が留学先の宋からお茶を持ち帰り「喫茶養生記」を著したこ
と。これによって、日本でもお茶を一服する(服用するクスリ)習慣が拡まった
といわれます。
 茶の葉の春先に出る若葉のみからつくったお茶を一番茶、新茶として珍重する
のは間違っている。何番目かの葉でつくった「番茶」こそ本来のお茶だ、茶は茶
色の茶なのだから番茶こそほんもののお茶、と主張されたのは最近物故された小
川八重子さん。
 お茶の種類は、日本的な緑茶、これは葉を摘んだらすぐ加熱して発酵させず緑
を保つ、発酵を途中まですすめる烏龍茶(以上は背の低いお茶の木)、発酵を最
後まですすめた紅茶(インド、スリランカにみられる背の高いアッサム茶の木)
の三種類に分けられます。

●エセ高級茶に注意
 緑茶にしろ紅茶にしろ飲んで眠れなくなる人がいるのは、カフェインやテオ
フィリンなどの神経興奮作用物質が含まれているから。カフェインには人によっ
て神経を鎮静させる作用がでることもあるから、お茶やコーヒーを飲んでゆっく
り眠りにつくという人もいます。これが合成の眠剤や鎮静剤と異なる自然の生薬
のいいところ。ねっとりした上質のお茶の旨みはアミノ酸ですが、最近ではそれ
を添加したお茶、早いハナシが化学調味料を入れたエセ高級茶もあるから注意。
やっぱり胃にもたれないさっぱりした番茶がよいみたい。
 薬としては熱さましに茶花が使われたり、茶葉はやはり神経系に効くというこ
とで、頭痛のくすりとして使われています。



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