1998年2月の出来事
  • 長野オリンピック開幕
  • 郵便番号が7桁化
小澤征爾のCD

大絶賛の5大陸同時中継の「第九」

日本は、長野オリンピックで、さぞ盛り上がっていることでしょう。開会式は、こちらでもなかなか評判よかったようですよ。
日本人としては、とにかくともかく事故なく無事に開会式が済んでほしい・・と祈るような気持ちでテレビの画面に観入っていました。アメリカ人というのは、揃いも揃ってお祭り好きなので、オリンピック(特に開会式・閉会式)への関心もかなり高いのです。

中でも5大陸同時中継の「第九」は、ニューヨークからの中継があったせいもあるのでしょうが、こちらでも"That's great!" "Good job."と大絶賛。指揮者の小澤征爾さんは、年に数回あるカーネギーホールでの公演でいつも大盛況の方で、ニューヨーカーにもすっかりおなじみ。日本の首相名は知らなくても、「セイジ・オザワ」の名前は知っている、というニューヨーカーはいっぱいいるのです。

友人の中でも、大の日本通のダニーは「そういえば、セイジは日本人だったな。それにしても彼はすごい。彼は日本の宝・誇りだな」なんていっていました。本当にその通り。小澤さんのパワフルにして繊細、そしてチャーミングな指揮ぶりは、今回も世界中の人々を魅了したようです。

今、長野は突然多くの外国人を迎え入れて、どんなふうになっているのでしょうか。言葉はもちろん、いろいろな生活習慣がまるでちがう外国人と、どんなふうに接しているのでしょうか。きっと思いもかけないような出来事、微笑ましいエピソードなどが続出していることでしょう。

外国に暮らし、外国人にやさしくしてもらってきた私としては、ぜひ彼ら、彼女らと自然に寛容に接してあげてほしいと、心からお願いしたい。外国でちょっとでも親切にしてもらったりすると、本当にジーンとしみ入るものなのですから・・。どうぞよろしくお願いしますね。

そういえば、オリンピックの開会式をテレビで観たアメリカ人がいっていました。「お前の国には、いろいろな文化があるんだな。古い歴史のある国だってことを、初めて知った。お前の国に比べたら、この国なんてベイビー・カントリーだ」オリンピックというのは、いろんな意味で「自分の国」について改めて考えてみる、いい機会のようです。

98/2/15
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