バター売り場

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バスティーユや、伝統的な繁華街ピガール近辺に注目

冬物バーゲンが終わり、ブティックのウィンドウが春のファッションで明るく彩られる2月は、実は一番寒さが厳しい時期である。しかし、パリは日が長くなり始め、ちょっぴり春の気配も感じさせてくれる。今年は、2月下旬頃から、柔らかい春の日差しに変わり始め、カフェのテラスでくつろぐパリジェンヌ、パリジャンも増えてきた。

何となく心がウキウキし始める季節。さらに気分を盛り上げてくれるのが、ミュージック。今、パリはミュージカル映画が目白押しだ。マドンナの「エヴィータ」、ウッディ・アレンの「エブリバディ・セズ・アイラブユー」、そして懐かしの名作「シェブールの雨傘」・・・。暗い冬はもうすぐ終わり。楽しい音楽を耳にすれば、自然に体も踊り出す。

パリではこのところ、”ダンス・ホール”が話題になっている。マンボ、チャチャチャ、タンゴ、ジャバから、ロック、レゲエ、ファンクなど、その種類も豊富だ。老若男女、それぞれリズムに合わせて体を自由に動かし、踊って、汗をかいて、心も体もすっきり。
中でも特に人気なのが、ラテン・アメリカのダンス。激しく官能的な踊りは、ストレス解消にもフィットネスにも最適といえそう。「ステップが難しくて・・・」と躊躇している人のために、レッスンコースも用意されている。
ダンス・ホールは、注目エリアのバスティーユや、伝統的な繁華街ピガール近辺に集中している。

タンゴなどカップルで踊るセクシーなダンスは、引き締まったラインと美しく磨かれたボディで挑戦したい。フランスの男性が女性をチェックするポイントは、お手入れのゆきとどいたヘア、きれいに整えた爪、そしてムダ毛の処理。ミニスカートをプレゼントされ、あわててスネ毛を処理してスカートにはきかえ登場するという脱毛剤のCMがあったが、冬の間怠けていたお手入れも、早く再開しないと遅れをとってしまうことに!?

(1997/3/1)
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