Palais Garnier

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ライバルは花?

チューリップ、すずらん、リラ、バラ・・・。さまざまな花で彩り鮮やかな5月のパリ。公園を散歩するのが楽しくなる季節だ。優しい花の香りは、ハッピーな幸福な気持ちにさせてくれる。世紀末の不吉感に抵抗してか、この春は「花」をテーマにした香りが勢揃いしている。

シャネルが、ロンドンで5月に開催されるチェルシー・フラワーショーのために椿の香りの香水を発表し、話題になっている。ジャン・パトウからは、バラとジャスミンのロマンチックな香りアナムール・ド・パトウが登場。フリージア、西洋しゃくやくなどの香りのオー・エスカダ・アン・フルールもこの春の新しい香り。

ロクシターヌからは、純粋なバラの香りのシリーズが仲間入りした。ボディローション、入浴剤、香りのキャンドル、ポプリなどが揃っている。
プロヴァンスの香水の町で知られるグラースにあるフラゴノ・ルは、アイリスの香りアイリス・ド・プロヴァンス、くちなしの香りガルデニア・ロワイヤル、バラの香りローズ・ド・メなど、4つの香りを新発売。また、6月に日本とアルゼンチンのサッカーの試合が行われるトゥールーズは、すみれの花で有名だ。ベルドゥーのヴィオレット・ド・トゥールーズ(トゥールーズのすみれ)は、昔から愛されている伝統的な香水。

パリで有名な花屋クリスチャン・トルトゥからは、バラ、すずらん、ジャスミンの香りのオードトワレが発売された。さらに、森のすずらん、フレッシュグリーンなどの香りのキャンドルも揃っている。

花のように美しく、そして花のように香しく・・・。パリジェンヌたちは、「花」をもライバルにして、5月の街を闊歩するのである。

(1998/6/1)
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