ボンボン屋さん

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シャンゼリゼ大通りにセフォラがオープン

5月に入ると、パリは8時過ぎまで明るい。暖かい日差しと新緑の木々、軽い空気に漂う優しい香り...。季節に合わせ、香りも変えるのが本当のお洒落といえる。

シャンゼリゼ大通りにオープンしたセフォラは、スーパー方式の香水&化粧品ショップ。広い店内には有名ブランドをはじめほとんどのメーカーの香水類、基礎、メイク、ボディ化粧品などがずらりと並んでいる。どれもテスターで試すことができ、店員がつきまとうこともないので、じっくりと選ぶことができる。香り選びが自由自在なのも、この店の人気の理由。音楽を聞き流すように、様々な香りを気軽に楽しむのがパリジェンヌ風だ。

この春の香りは、ファンタジックでソフトなものが多い。アクセサリーのクリオ・ブルーからは、魚型ボトルのかわいい香水が登場。ラブリーなロリータ・レンピカから新発売のリンゴ型ボトルの香水は、アニス、アーモンドにスミレやアイリスをブレンドした香り。

ルイ・フェローからは、その名もラブ・ストーリー。オリエンタル風フローラルの香りが魅力的だ。アニック・ゴタルのシャルロットは、スズラン、ミモザ、カシスにバニラとカカオを加えた愛らしい香り。
花とフルーツのハーモニーで幻想的なフェンディのファンタジア、ラテンアメリカをイメージしたエスカダのケービバ、柑橘系の香りにミモザやボタンの花をミックスしたヴァンティロの香水など、気になる香りが目白押しだ。

また、カルバンクラインのCKビーなど、中性的ライトな香りも女性に注目されている。ランヴァンのロムは、ミントやセージなどハーブにラベンダーの爽やかさをプラス。ボスのエルモン・アクワは、ラベンダー、ベルガモット、サンタルなどでセクシーに。香りは思い出をよびもどす手がかりとなるそう。

今年の春の”出来事”が、素敵な香りとともにロマンチックな思い出として記憶されますように!

(1997/5/1)
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