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疾患がドミノ倒しのように

メタボリックシンドローム

「お腹に脂肪(内蔵脂肪)が溜まっている」状態を続けていると「高脂血症」「高血圧」「糖尿病」のリスクが高くなります。その上、内臓脂肪を蓄積をした状態でこれらいくつかの疾患が重なった時には「脳卒中」や「心筋梗塞」を起こす可能性が増大します。「このくらいは大丈夫だろう!」「自分にはまだまだ関係ないこと!」などと思っていると、本人の自覚のない間に、ドミノ倒しのように一つの疾患が次から次へと連なって進行して行きます。

厚生労働省の2004年11月の調査よると予備軍を含めると、40~74歳の男女では、男性は約50%、女性は約20%の人が「要注意!」に達しています。
しかし、肝心なことは、この内臓脂肪は生活習慣(食生活&運動習慣)を見直すことにより皮下脂肪とは比べものにならないくらい簡単に落とすことができるのが特徴です。

まず、

  1. 自分の現在の健康状態をしっかりと把握する。
  2. 食生活を見直して適切なカロリー計算を行う。
  3. 適度な運動習慣(軽いエクササイズでも効果大)を生活に取り入れる。
そして、安易にサプリメントに頼らず自分自身をコントロール出来るようになることが必要です。

メタボリックシンドローム診断基準(日本)

*腹部肥満のウエスト周囲径を診断の必須項目とします。
(計り方)
きちんと立ち、軽く息を吐いてお臍の位置で床と平行に計るのが基本です。
もし、お臍が下がり気味で不確かな場合は、腰骨の前辺りにある前腸骨棘と肋骨下縁との中間部分を床と平行に計ります。

腹腔内脂肪(内臓脂肪)蓄積

ウエスト周囲径(内臓脂肪面積は男性・女性とも≧100cm2に相当)
男性≧85cm
女性≧90cm
※正確には、かかりつけの医師などに相談してCTスキャンなどで内臓脂肪量の測定を行うことが大切です。
上記に加えて以下の1~3の3項目の内2項目以上が当てはまる場合(男女とも)

  1. トリグリセライド(TG)≧150mg/dlかつ/又はHDLコレステロール(HDL-C)<40mg/dl
  2. 収縮期血圧(SBP)≧130mmHg かつ/又は 拡張期血圧(DBP)≧85mmHg
  3. 空腹時血糖≧110mg/dl

民族別メタボリックシンドローム診断基準(IDF[国際糖尿病連盟]による)

国/民族 ウエスト周囲径
欧州人 男性≧94cm  女性≧80cm
米国*1 男性≧102cm  女性≧88cm
南アジア民族*2 男性≧90cm  女性≧80cm
中国人 男性≧90cm  女性≧80cm
日本人 男性≧85cm  女性≧90cm
中南米民族 暫定的に南アジア民族の基準値を使用
サハラ以南アフリカ民族 暫定的にヨーロッパ人の基準値を使用
東地中海
中近東(アラブ)民族
暫定的にヨーロッパ人の基準値を使用
*1(臨床の場に於いて)[米コレステロール教育プログラム使用]
*2(中国人/マレー人/インド人)

ウエスト周囲の数値は日本人の男性に於いてかなり厳しく、女性に対しては優しいと感じますが、基準は、腹腔内臓脂肪の面積が100cm2以上になればなるほど、高血圧、高脂血症、糖尿病などの危険因子保有数が増加しているとの国内における疫学調査結果からです。この状態における数値が、上記日本人の男性女性のウエスト周囲径になり、欧米人との差違が生じています。

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