乾燥ハーブ
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ハーブを乾燥してつかってみましょう。

ハーブによっては、乾燥して食用やドライフラワー、リース材料などに利用できるものが多くあります。これは、乾燥しても香りが逃げなかったり、変色しにくいなどハーブの特徴を生かしたものです。

ドライハーブの作り方としては、植物に一番精油が多く含まれている時期に収穫をして、精油が少なくならないように、素早く乾燥させることが、大切なポイントです。植物は、花が咲く直前に最も精油が多く、この時期に収穫して手早く陰干しして乾燥させます。これは、植物精油が、植物の細胞の油胞という部分に液状であるため、植物を痛めないように乾燥したほうが、香りが損なわれないからです。

一般的な方法として、農薬や土砂の付いていないハーブを収穫した時は、そのまま乾燥しますが、土砂などが付いている場合には、ハーブを痛めないように速やかに水洗いをして乾燥させます。この時、風の通りが良くなるように小さな束に分けて、直射日光に当たらない場所に吊り下げてください。

香辛料として利用できる便利なハーブ

食用のハーブの多くはフレッシュな状態で使いますが、中には乾燥して利用できるものもあります。ドライにしたものは、乾燥剤と一緒に適当な大きさに砕いてビンにいれ密閉します。微粉末にすると香りが早く消失するため、必要な量だけ取り出して利用する方が長期保存に適しているようです。

リースやドライフラワーにするハーブ

鑑賞を目的としたドライハーブは、花が半分開きかけた時から七分咲きぐらいの時が、一番楽しめます。完全に開いた花は、花弁が一般に落ちやすいものが多いので、花の開いた状態を見て収穫します。しかし、セイヨウノコギリソウ、ベニバナなどのように花が、完全に成熟してから収穫をしたほうがよいものもあります。

乾燥して使えるハーブ
植物名(科名) 利用部位 植物名(科名) 利用部位
ベルガモット(シソ科) 全草 ヒメウイキョウ(セリ科) 種子
ペパーミント(シソ科) 全草 セロリ(セリ科) 種子
スペアミント(シソ科) 全草 カミツレ(キク科) 花・蕾
タイム(シソ科) 全草 ローマカミツレ(キク科) 花・蕾
レモンバーム(シソ科) 全草 セイヨウタンポポ(キク科)
ローズマリー(シソ科) 全草 キンレンカ(キク科)
スィートマジョラム(シソ科) 全草 マロー(アオイ科) 花全
ディル(セリ科) 全草、種子 クルマバソウ(アカネ科) 全草
ウイキョウ(セリ科) 全草、種子 バーベナ(クマツヅラ科) 全草
ラベージ(セリ科) 茎、種子 カーネーション(ナデシコ科)
アニス(セリ科) 種子 レモングラス(イネ科) 葉、茎
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