長生きの決め手は、意外な結果!

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社会的な繋がり

「家族って何だろう?」
結婚したカップルの3組の内、1組が離婚すると言われている日本。
同性愛のカップルも認められてきている時代です。家族構成も、離婚してしまえば、子供が居ない場合、exハズバンドやexワイフとは、「良いお友達関係で!」なんて、なかなか難しいものがあります。

婚姻関係において家族であった人達も、家族では、いられなくなったり、新しい家族付き合いが始まったりと、人生はその時々で変化をしていきます。

カナダ University of Toronto(トロント大学) ダララナ公衆衛生学部(Dalla Lana School of Public Health)ポストドクター研究員James Iveniuk氏率いるグループは、「高齢になると、親しい社交友達の輪の付き合いより、家族の絆を築くことが、死亡のリスク(心臓まひや脳卒中のリスク)低下に繋がることが、わかった」と、米国シアトルで8月21日に行われた the American Sociological Association annual meeting(米国社会学会の年次総会)で発表。

調査は、米国National Social Life, Health, and Aging Project (NSHAP) :全米社会生活、健康、および高齢化プロジェクト2005~2006年度調査と2010~2011年度を基に行われた。
高齢者は、5名の親密であると思っている人をリストアップするよう求められ、お互いの関係やどのくらい親しいと感じているかを、示した。

結果は、配偶者を除くと、平均して3名と親密であり、人付き合いから、高レベルのサポートを得ており、結婚して、健康状態も良く、孤独感も感じていなかった。

「夫婦以外の、家族と親密度が高い高齢者は、5年以内の死亡率が、約6%であったのに比べて、家族と疎遠であった人は、約14%だった」

「社会的な支援を利用できることや孤独感、親しい友人と過ごす時間には、余り重要性はないようだ」とJames Iveniuk氏は述べている。(訳:tori3tori3)

(Healthday 22 August 2016)

加齢と共に、同じ事をするのにも時間がかかるようになり、仕事仲間や、ママ友などどんどん友人の数は、増えて行きます。
知り合いは、「毎年、友達の整理というのを、年末に気持ちの中でしている」と言っていました。
「量より質」家族以外に、ココロの通じ合った友が、1人2人いると、何年離れていても、心強く感じるものです。精神的な支えは、健康に大きく影響しますね。