アロマテラピーの楽しみ方。
不快な季節をのりきる、香りのテクニック


●●●
とうとう梅雨の季節がやってきました。ジトジトとまとわりつく
湿気は気分まで鬱々とさせます。また「香り(におい)」に敏感に
なる季節でもあります。湿気と共に立ち昇る土の香り、木々の皮や
葉の香り、少し雨に濡れた髪のにおい、胸元から上がってくる自分
でも気づかなかった体臭・・・いつもと同じ量のフレグランスの香
りも強く感じたりもします。「香り(におい)」は良い悪いに関わ
らず、ずいぶんと気分に影響がありますから、香りのテクニックを
使ってこの季節を快適に過ごしましょう。
今回はフレグランスの作り方とブレンド・テクニックをご紹介します。但し、ここでご紹介し
たフレグランスは、市場に出回っている香水類と同じく、日光にあたる所や皮膚の弱い方など
は、直接皮膚につけないようにして下さい。作ったフレグランスは、遮光ビンに入れるのが理想
的ですが、プラスチックのスプレー容器や金属やプラスチックのふたなどが付いたアトマイザー
に入れる場合は出来るだけ早く使い切って下さい。
フレグランスの作り方
パヒューム(香水)
無水エタノール5mlに精油を合計で30滴入れて混ぜ合わせる。
トワレ
無水エタノール10mlに精油を合計で20滴入れて混ぜ合わせる。
オーデコロン
無水エタノール10mlに精油を合計で10滴入れて混ぜ合わせ、精製水5mlを加えてさらに
混ぜ合わせる。
芳香水
10mlの精製水に精油を合計で10滴入れて混ぜ合わせ、使用する時にもよく振り混ぜる。
いずれの場合も作った後、冷暗所又は冷蔵庫で1週間程熟成させます。その間1日1回はよく
振って下さい。
ブレンド・テクニック 1
使用する精油の量が多く、香りも長く保たせたいパヒュームやトワレを作る時のブレンドのコ
ツは、トップノート(柑橘系やメンソール系の香り)、ミドルノート(フローラル系)、ベース
ノート(スパイス系やウッディ系)の精油をそれぞれ取り入れるとニュアンスのあるものになり
ます。またオーデコロンや芳香水のような香りに持続性がないものは、目的別や単独の香りを楽
しむ為に作るとよいでしょう。
トップノート オレンジレモンベルガモットペパーミントユーカリプタスティートリーマージョラムローズマリー
ミドルノート ラベンダークラリセージネロリゼラニウムジュニパーカモマイル
ベースノート サンダルウッドイランイランパチュリーサイプレスフランキンセンスローズジャスミン

ブレンド・テクニック 2
香りのイメージの持ち方は人それぞれですが、ここでは精油を採取する部分や産地などを参考
に分類してみました。(重複しているものもあります)まず香りのイメージを決めます。例えば
「霧のかかる森林にたたずむ自分」「プロバンスのハーブガーデンを果物をかじりながらのんび
り散歩する自分」「インドの宮殿のゴージャスな部屋で絹のシーツと濃厚な花の香りにつつまれ
てまどろむ自分」など、映画のワンシーンのように思い描いて下さい。そして自分のブレンドし
たい精油を1枚のティッシュにそれぞれ数滴落とし、軽く振って香りがイメージに合っているか
を試して下さい。
さわやか オレンジレモンベルガモット
フローラル ローズネロリジャスミンラベンダーゼラニウムカモマイル
森林 ジュニパーサイプレスティートリーユーカリプタスフランキンセンス
オリエンタル サンダルウッドイランイランジャスミンパチュリー
ガーデン ローズマリークラリセージマージョラムペパーミント
 梅雨の季節や蒸し暑い夏などは、エキゾチックなオリエンタルな香りが意外に合います。他に
ペパーミントをブレンドに加えると気温が下がったように感じて爽快です。またデオドラント作
用のある精油は、クラリセージサイプレスベルガモットユーカリプタスラベンダー
ネロリなどです。但しベルガモットはデオドラントに最適な精油ですが、日光にあたるとシミや
炎症を起こす作用がありますので、日光にあたる予定の人は避けて下さい。
●●●

これまでの特集へ戻る